カラーマネジメント

2015年12月 2日 (水)

2台目のEIZO ColorEdge CG211

2台目のEIZO ColorEdge CG211を買いました。

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2015年11月26日 (木)

EIZO CG248-4K を購入しました。

EIZOの最新4Kディスプレイ ColorEdge CG248-4Kを購入しました。
今夜到着し、さっそく開封レビュー動画を作りましたのでアップします。
(レビュー作製で余裕がなかったため、コメント遅れて申し訳ありません・・・)

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2014年8月14日 (木)

<明日開催>画像処理オフ会 会場下見

明日開催の画像処理オフ会、本日会場の下見に行ってきました。

会場内はコンセントが少ないため、PCやビデオ撮影される方は延長ケーブルをご持参下さい。
また、高速道路はお盆ラッシュでの渋滞が予測されます。余裕を持って安全にお越し下さい。
会場内の飲食については、飲料のみ可能とのことです。

現時点で合計25名以上の多数参加があります。
それでは、明日お会い出来るのを楽しみにしております。

以下が、会場下見の様子です。


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2014年8月 7日 (木)

EIZOの最新ディスプレイを見る

EIZOの最新ディスプレイを皆さんと一緒に見て、感じたことをトークしています。
最後あたりに、私自身が予期せぬ思わぬ結果が待っていました。

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2014年3月 5日 (水)

ご質問にお答えします

最近寄せられた天体写真のご質問にお答えしています。
質問内容は、

① 天体写真の最終調整は、どんなディスプレイで行っているのか?
② 閲覧&アップロードするWebブラウザ環境は?
③ カラーアシスト方式は、本当に効果あるのか?
です。

動画内に質問内容のテロップ入れてますので、再生バーで視聴されたい内容を探って下さい。

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2013年1月30日 (水)

新型iPadはWeb世界の新たな色基準か

新型第4世代iPadは、インターネットWeb世界の新たな色基準ではないかと最近思う。
カラーマネジメント観点で言えば、第3世代のものがsRGB6500Kに準拠しており、まさに
Webどんぴしゃだったわけだが、青白いモニターに慣れた一般人には「黄色い」と評判が
良くなかったらしい。

私自身はiPad4を持っていないのだが、両親や姉のタブレットを見るにつけ、いつもそれ
を感じていた。色域も初代のものと比較して拡大し、ガンマは2.0~2.2程度か。
色温度は初代7100Kだったものが第3世代でいったん6500Kまで下がり、4最新型になり
その不満の声(本来はこれが標準なのだが)に応えるべく、より中庸的な6800Kとしてい
る。この中間取りの落としどころがさすがアップル、絶妙だ。

MacBookRetinaは、もちろんパソコンなのでキャリブレーションすることでこれらタブレット
端末のガンマ・色温度・輝度を正確に再現(マネ)することが可能だ。
けど、逆に言えば、そういった調整によって七変化を示すPCモニターというのは、使う
ユーザーによって大きく状態が異なり、色基準のモニターとみなすには難がある。
PCモニターというのは、互いに設定ターゲット値を開示し合わなきゃ「基準」とは言えな
いのだ。

しかし、iPadなどのタブレット端末は、逆にそれ(キャリブレーション)が出来ない。
購入時に与えられた色温度・γ特性を、イヤでも受け止めなけりゃならない。
けど、だからこそ、Web界での色基準となりうるのだ。

この新型iPad4でユーザーが唯一行うべき調整は、輝度のみ。
それ以外のガンマや色温度については、まぁ言ってみれば世界中どのiPad4も一緒。
そこについては、何の迷いも無く信頼しきってしまって良いのだ。

私はナナオのCG211という当時としては高価だが、今となってはやや時代遅れの
IPS_sRGBモニターを使っている。かといってプリントのシミュレーションをするには最適
の機材。前回ばら星雲の最終仕上げに用いたのも、結局はこのCG211だった。
マックブックレティナノートも活躍させたかったのだが、今のところまだ画像処理最終
判断の本格使用にまでは踏み切れていない。これは次回の課題だが期待は大きい。

やや脱線したが、
私がこの記事で何を言いたいかというと、それは
「iPad4は新たなWebの色基準。だから、PCモニターはその表示特性を真似るべき」
ということ。けど、かといって真似たプロファイルを常用しろと言う訳ではない。
真似たプロファイルを1つのモードとして、さっと必要な時に取り出せるようにしておけば
いいのだ。何なら、「iPad4.icm」という名前にしてもいい。
確認に必要な時だけ、擬似iPad4を引っ張り出してくればいいのだ。

キャリブレーターという良い機材が、今は安価に入手出来る。
これを使って、お使いのPCモニターを測色しICCプロファイルを生成させるのだ。
プリントする場合は、いつものD50なりの環境でも何でも構わない。
問題はWeb掲載するとき。
iPad4の表示特性はおそらく、6800K_γ2.0~2.2。輝度は120cd辺りをターゲットにすれば
無難だろう。

こうしてキャリブっておけば、あなたのモニターは世界中で多くの人が閲覧する端末の
表示環境をそっくりそのままコピーしたことになるわけ。

プリントのカラーマッチング観点は度外視した意見だが、これはこれで有意義だろう。
それほどまでに、これらiPhone含むタブレット端末は勢いを増しているのだ。

Gamma1200pix_3

ただ最後に注意点。
iPad4は確かに基準になり得るが、それが全てでもない。
私らのように、色に多少こだわりを持ち自宅で電子暗室を構えている人らの目線も
想定しておかなければならないのだ。
結局のところ、両者のブレンド比を何十%にするかってことになるかとは思う。
美は常に、両端ではなく中間にある。
だからこそ、奥ゆかしく面白い。

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2012年12月24日 (月)

アンチグレアフィルムを買いました。

どちらかと言うとカラーマネジメント系のネタです。

昨日大阪梅田のヨドバシカメラへ行き、Macbookpro retina 15inch専用のアンチグレアフィルムを買いました。
以下はそのイメージ。

Pef_00_3

 
反射の映り込み防止のこのフィルム。
貼ってみて、画像を見て思ったのは、意外にもプリントとのマッチング相性が良いということ。
このノートPCのコントラスト比は従来モデルよりも29%向上しており、その理由が液晶パネル表面に従来あったカバーガラスを廃したことによります。
非RetinaのMacBookProやAirではそのカバーガラスのせいで反射の映り込みが多かったのですが、今回のretinaモデルではガラス層の内面に液晶を構築
する新しい方式を採用しているため、光が余分な層を通らない分高コントラストで鮮明な画像を得やすいとのことです。
ただし、プリント用紙とのマッチングという観点で話をすると、この高いコントラストを実現したあまり用紙の紙黒とモニターの黒が一致しにくいとい
う問題点を感じていました。モニターの黒表現があまりにもプリントに比べて豊かすぎるのです。

そんな経緯の中、このフィルムを貼ったところ、これがすごくイイ!
アンチグレアフィルムを貼ったときによく見られることですが、表面光沢は細かなツブツブ粒子によって失われます。なので例えば青空のグラデーショ
ンなど平滑で明るい部分はやや粒状っぽさが残るのは否めません。
ただ、このフィルムを貼ることで、写真の最暗部・ディープシャドウの濃度がPRO-1のそれと結構近似しました。(PRO-1のディープシャドウも決して
浅いわけではなく、元来かなり黒いのですが。)
その他にも、表面の粒状からくる質感がインクジェット光沢紙に近づき、単に反射を抑制するだけではない色々なカラーマッチング面での利点を見い
だすことが出来ました。

Cs6ngc13332
 
何気にこれは、買って良かったと思う。
実際に天体写真を表示してみましたが、シルキーな感じで照明の映り込みがほとんどなくなりました。
その他にもマジックマウスやPCケースなども買いましたが、このアンチグレアは「プリント紙の表面質感に近似させる」という意味合いでは十分アリです。
ピクトリコのホワイトフィルムみたいな超光沢用紙を最終媒体にしない限り、こういう光沢防止フィルムは有用ですよ。
所有のCG211モニターは元々無光沢仕様だっただけに、今回はその違いがよく分かりました。
アンチグレア処理がされていないモニターをお持ちの方は一度お試し下さい。

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2012年12月16日 (日)

コタツ画像処理環境 着々と…

Kotatusyori
(デジカメでモニターを撮ると、色がおかしくなりますね)


コタツで天体画像処理をする。しかも本格的に…。

これがこのMacBookPro retina 15inchを購入する上での目的でした。
キャリブレーターで追い込むことで、ある程度完成形が見えてきました。

Lightroom4.3で天体画像を開き、隣にはPRO-1で出力したプリントを。
今回のキャリブレーションのターゲットは5800K_70cd_γ2.2です。
輝度はかなり落としましたが、それでもまだ両者を見比べると、
モニターの方がコントラストが高いです。コントラスト比の調整がいるのかなー。
色温度も、もう少し高く(青く)した方が良さそうですね。
もうちょっと追い込みが必要です。

先記事の通り、処理する天体素材は全くないのですが、こういう準備ばかり
は力が入ります(^^;
PSCS6もretina対応したみたいなので、それを試すのが楽しみです。
まぁ今は他に色々あるので、年末前辺りからかな。

CS6の書籍も買わなきゃな。
ちょっと勉強不足です。
時代の進歩に取り残されそう…。

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2012年12月14日 (金)

ディスプレイのキャリブレーション実施(Macbookpro retina)

本日ようやく,Macbookpro retinaのモニターキャリブレーションを実施しました。

本当はもっと早く行いたかったのですが、このPCにはCDドライブがなくソフトの
インストールが出来なかったためです。昨日、発注していたドライブが到着したの
で早速インストールしキャリブレーションを行ったというわけです。
まず最初は出荷状態に忠実なD65_120cd_2.2をターゲットに実施。
D65_120cd_22
他のユーザーが書いておられる通り、やはりこのノートPCのディスプレイは只者ではありません。
ガンマカーブが一直線、つまり殆ど無補正の状態で合っているということを示しています。
ただ、この工場出荷状態だと色温度が6500Kの120cdとやや青みがかっており、
輝度も高めで星像が目に突き刺さります。
僕のCG211はプリントとのマッチングを突き詰めた結果、ターゲットはいつも
5000K_90cd_2.2としています。ただ、このノートPCは色評価用光源の室内以外
での用途が多いため、今回は両者の中間を取り,5500K_100cd_2.2としてみまし
た。
以下がそのターゲットでキャリブレーションを行った結果です。
D55_100cd_22
RGBいずれも色温度1000K下げただけの理想的なリニアリティを保持しています。
ノートのモニターは本来もっと、ぐにゃぐにゃに曲がるのが通常なんですが。
Colorchecker
マグベスカラーチェッカー・クラシックの自動検証も行ってくれるようです。
一部の色において色差の偏りは見られるものの、ほとんどのカラーパッチのΔEは
1を切っているような印象でした。
この状態でPSCS6(mac版)で天体画像を開いてみます。
Cs6_ngc1333
画像は1200ピクセルにリサイズしていますが、実際は2880×1800ピクセルあります。
D65_120cd_2.2のデフォルトと比べて、キャリブレーションの効果は一目瞭然でした。
絶対こちらの方がイイです。(Web掲載でこう言っても無意味ですが)
あらためて実感したことなんですが、よく皆さん天体写真を処理していて「星が煩
い」と言われますよね。大半の方がそう感じる理由の1つはモニターのキャリブレ
ーションにあるのではないでしょうか。
プリントを最終媒体とした場合、ディスプレイの輝度はそれに見合う値に落とし込む
べきなんです。このノートを買ってからずっとキャリブレーションが出来ずにいて、
その間、画面の輝度や色温度が高くて星の1粒1粒が目に突き刺さるような印象を
潜在的に感じ取っていました。
ターゲット値をカスタムした既存のCG211ではそんなことはありません。
しかし本日ようやくインストールをして、本来用紙とのマッチングであるべき値を
ターゲットにディスプレイを追い込んで初めて、本来あるべき印画紙のシミュレート
環境が確立されたという強い実感を得ることが出来ました。
ちょっとオーバーな表現をすると、キャリブレーションされた天体画像はチカチカの
ディスプレイではなく、まさに滑らかな紙そのものでした。
たいていのディスプレイの初期セッティングは明るくどぎついです。
天体写真の鑑賞をディスプレイだけで完結させるならともかく、最終媒体を用紙と
する方はディスプレイの眩しさに惑わされてしまっている可能性があるかもしれま
せん。紙にすれば本来光り輝き美しいはずの星像なのに、ディスプレイという中間
的な媒体でその潜在美を台無しにしてしまっていないでしょうか。
星という被写体を写真再現する上で最も重要なのは、その直径でも明るさでもなく、
諧調の連続性、つまりその星々にトーンが存在するか否かだと確信しています。
星というのは、あらゆる天体情報の中で最もフォトジェニックで人為の介入を許さ
ない聖域なのだと常々考えています。
紙を再現する理想のターゲット値、皆さんも是非試行錯誤してみて下さい。
写真好きなあなたの求める真実は、Web上のモニターでもフォトコンの二次印刷で
もなく、自身のプリントにのみ宿ります。自分の所持するプリントさえ美しいと
満足出来れば、その他への配慮はどうだっていいのです。
プリントでの見極めさえ正しければ、遅かれ早かれ後からノコノコと結果はついて
くるはず。

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2012年11月 7日 (水)

PRO-1その後

PRO-1のその後について、綴っていませんでした。

Purowan

その後ですが、何しろほとんど天体写真作品が撮れていないので何ともコメントし難いのですが、出てくるプリントの絵はもちろん最高です。
これについては何も言うことがありません。

一番の懸念事項はやはりどこの意見でも見られる通り、ランニングコストです。
12色のインクを使うってことは、強制クリーニングでもやはり12色を同時消費してしまうということです。
このプリンターの一番損な使い方は、数ヶ月に1回とか2回ハガキ程度の写真を1枚ずつ出力することです。
久々に起動すると、実に10分以上の強制クリーニングが始まります。これが開始されてからどの程度のインク消費がされるのかをスクリーンキャプチャで常に監視・記録しているのですが、今のところはっきり断言は出来ないものの、ヘタすると例えば月1回1枚の10ヶ月積算でハガキ10枚の印字のために3万円のインクを使いかねないな、と恐怖感を覚えます。
実際のところは、どうなんでしょうね。
このプリンターは「高生産性」を謳い文句にしていますが、うまく言った(逃れた)もんです。

ただ、このプリンターで出力したプリントは一般写真・天体写真問わず、色彩豊かで黒濃度も高く、こすれやスジなどもなく、一発で満足行くプリントが得られるので今のところは手放せない存在。品質にだけは、決して妥協をしていないようです。

僕はキヤノン派とかエプソン派というちっぽけなこだわりもないし、どこかのブログではないですが色域を図示して「オレのプリンターがNo.1だ。」と日々だらだらと自慢して悦に入るヒマも興味もないです。自分が選んだ製品のアピールをすること自体には異論はありませんが、他社の欠点をわざわざ取り上げ批判してでしかそれを誇示出来ないようでは写真を生業にするプロの素養(というか人格)としては失格でしょう。いくら理論武装しても、何の説得力も信憑性も生まれません。
というわけで、僕は純粋に安く良い写真が量産出来ればいいと考えていますので、今後これ以下の本体価格でよりランニングコストが低く良い品質の写真が出力出来るプリンターが登場するのを期待することにしましょう。

というわけで、まぁどうでしょうか。
僕としては、このプリンター。現時点では、コスト面で人にお勧めは出来ないですね。
PRO-10や100も、もしかすると同様の流れを汲むのかもしれません。
この辺りのインクに関するメーカー本位の殿様商売的な現状を打破すべく、他社にも安価なモデルで頑張って欲しいです。

ちょっとネガティブなことを書きましたが、それでも出力結果は最高ですよ!

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