村明かりと冬の大三角

タムロンの新レンズを持って奈良県まで新星景写真を撮影してきました。
当夜は雲通過が多く、2時間露光の予定がたったの20分しか撮影出来ませんでした。新星景の処理プロセスは景色と星空の釣り合いが重要みたいで、特に「弱い処理でも美しく妥当性高く見せる処理」という点で画像処理にめっちゃ苦労しました。直焦点やっているとどうしても強調一辺倒に麻痺してしまって、たまにこういう分野をやると良い勉強させられます。わびさびいうのは、どの芸術分野でも一番難易度が高く難しいですね。
とは言え、やはり露出は正義なので、次回は冬の大三角が美しく南中している状態でたっぷり露光かけたいです。
タムロンのレンズはライブビュー拡大レベルでフルサイズ四隅まで点像に近い写りをする魅力的なレンズです。ただしピントはシビアで、例えば四隅だけをにらんでフォーカスすると中心が甘くなったりということがありますので、ライブビューでの追い込みは精度不足かと思いました。10秒なり...1分なりの撮影画像を元に大きなモニターでピントを追い込む方法が必要みたいです。ダイナミックに近景を取り込むワイドな15mmから星座をクローズアップして見せる30mmまで、星景写真に必要な焦点レンジはこの1本で殆どまかなえる印象があります。10万円を切るレンズとしては最高のコストパフォーマンスでしょう。新星景写真これからやる方にはオススメな一台でしょう。
◆撮影データ
撮影地:奈良県宇陀郡御杖村神末
撮影日:2015年12月4日(金)23:58:56
レンズ:TAMRON SP15-30mm F/2.8 Di VC USD(21mmF3.2で撮影)
カメラ:EOS6D(SEO-SP4) ISO1600 RAW WB太陽光
赤道儀:ビクセンGP2赤道儀(ノータッチガイド)
データ:<追尾>2分×10枚 <固定>2分×4枚,30秒1枚 total:28分30秒
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コメント
よっちゃん
す~っっと目に入ってくる雰囲気は流石よっちゃんだ。
肉眼で見る延長線上というのかな。
原点に戻って、額に入れて映える事の大切さを思い知らされました。
投稿: slo | 2015年12月13日 (日) 10時56分
sloさん、ありがとうございます。
額ですか、この画像は20分なので画質悪いですよー。
それよりこのレンズは思いのほかシャープでよかったなと。
広角画像は処理難しいけど、面白いですよ。
投稿: よっちゃん | 2015年12月13日 (日) 11時05分
凄く自然な感じで安心して鑑賞させていただけます。赤い星雲を描写しながらの自然な演出って至難の業ですね。
今度は長時間露出の作品を楽しみにしています!
投稿: ボギー・ジョーンズ | 2015年12月15日 (火) 00時53分
ボギー・ジョーンズさん、ありがとうございます。
自然ですか!励みになります。
ありがとうございます。
ええ、長時間露出で撮影してきてそれを処理しているところです。
いやー、タムロンのレンズはとても気に入りました。
投稿: よっちゃん | 2015年12月16日 (水) 02時08分
集落の家屋数が多くて品雑さを感じます。もう少し家の少ない集落を探して撮ると、もっと良い新星景写真になると思います。
この様な家屋数の多い集落を選んで撮る場合は、ハーフNDかハーフグラディーション・フィルターを使うのはどうでしょうか。
街頭に照らされた集落がアンダーになる分、家の並びの品雑さが解消出来て見せどころの冬の銀河や散光星雲が引き立つと思いますが。
投稿: | 2015年12月23日 (水) 19時05分
匿名さん、再びありがとうございます。
本当におっしゃる通りですよね、画角的にも窮屈で雑然さを感じます。
言われてさらに再認識が高まりました。
なるほど、輝度差ある景色/星空にはハーフNDですか。
グラデーションフィルターも良さそうですね。トライしてみますかね。
この作品は撮影(ピント)的にも露出的にも不満が残る結果となりました。
他にも指摘箇所などあれば、どんどんおっしゃって下さい。
色々ご存知の方とお見受けしました。
投稿: よっちゃん | 2015年12月23日 (水) 19時53分