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2014年6月23日 (月)

はくちょう座γ星付近

先日6月1日に滋賀県高島市で撮影した作品を公開します。

改造デジカメ6D+タカハシ イプシロン130Dの組み合わせをカラーチャンネルとし、ε180ED+ML29050のL画像と一部星の色をLRGB合成した作品です。
カラフルな星の色を短時間で取得し、L・RGB共にS/Nが向上するこの手法を、カラーアシスト方式と呼んでいます。


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<はくちょう座γ星付近>

撮影地:滋賀県高島市
撮影日時:2014年6月1日(日曜日)00:33~
撮影機材:タカハシ ε180ED(500mm F2.8)、FLI ML29050(-30℃冷却)、NJP赤道儀(K-ASTECモーター改造)、アストロドンLRGB Gen2フィルター、Superstarガイドカメラによるオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー、EOS6D(SEO-SP4改)+ε130D(430mm F3.3)鏡筒によるカラーアシスト
露出時間:(ML29050) L10分×7枚×南北2枚モザイク、RGB各5分×2モザイク (EOS6D改)北 5分×18枚 南 5分×17枚(ISO1600)※ε180EDと同時撮影
合計露出時間:345分(5時間45分相当)
使用ソフト:MaximDL(撮像・ガイド)、CCDstack(シグマクリップ・コンポジット・カラー現像)、ステライメージ7(ダーク・フラット補正・レベル補正・DDP処理)、PhotoshopCC(色調補正・コントラスト処理・ノイズ低減処理・リサイズ)


拡大画像は以下です。

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

デジタルカメラによるカラーアシスト方式に対する疑問として、冷却CCDカメラによるLの低照度部に色が乗るのか?と個人的に思っているんですが、
星雲の低照度部が白っぽいのは実際のところどうなんでしょうか?

投稿: やね | 2014年6月23日 (月) 22時08分

DDPのガンマ+sssで処理すればデジカメでも出ると思いますよ。
前作の例としてはオリオン中心部やNGC2170付近などがその処理です。
この作品ではsssやガンマを使ってないですね。

投稿: よっちゃん | 2014年6月23日 (月) 22時21分

凄く精悍なイメージですが、穏やかさも感じるのが不思議なくらいです。
僕とは真逆な感じがします(笑)
今回は6分割ですか!
僕のモニター一杯ですが、MacBook Proだとまだ余裕があるんでしょうね。

星の写りはやっぱりεだなぁ...
僕のはUSM掛けてもこうはならない。
デコでも良いけど副作用もあるし、何よに偽色が無いよね。
ここは大きな差です。

まぁ兎に角素晴らしい!の一言です!

投稿: slo | 2014年6月24日 (火) 09時45分

使用ソフトを拝見するに、StellaImage7 → CCDStack → StellaImage7 → PS CC でしょうか?
作品は星の強弱と星雲の色の出し方のバランスがとれていて美しいと感じます。

投稿: 近江商人 | 2014年6月24日 (火) 18時01分

sloさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お褒め頂いてありがとうございます、これはsloさんとダブる対象なのでとりわけ慎重に処理しました。
今夜は応募用紙でも書こうと思っています。
そう、6分割なんですよ。微光星の多い天体写真はファイルサイズが大きくなり、低圧縮保存すると
分割なしの1枚全体で5MBになったので、仕方なく6分割しました。
sloさんの作品もそうだと思いますが、モザイクすると星が小さくなって、プリントだとそれこそルーペ
か何かで拡大しないと最小微光星が見えない状態になっています。
お互い、自分の思うサドル付近を表現出来て良かったのではないかなと思っています。

投稿: よっちゃん | 2014年6月24日 (火) 20時26分

近江商人さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですね、デジカメ側の処理フローはその通りです。今回はMaximDLでのカラー現像をやめました。
けど、前回は確かマキシムDLでカラー現像をして、130Dの星の赤ズレがなかったと思ったので、今回はそれが出てきてしまい
ひょっとしたら現像ソフトによって星の色ズレの出方も変化するのかなーと思いました。これは追々試してみなきゃいけません。
この領域は星の数や色に富んでいて魅力的なエリアですよね、似たような領域でIC1396があります。
これを次回撮ってみたいなと思っています。

投稿: よっちゃん | 2014年6月24日 (火) 20時29分

カラーアシストの恩恵でしょうか、今回の作品はとにかく星雲の色彩に強く惹かれました。
特に、サドルの少し上や右下の青~マゼンタの色彩の星雲がとても魅力的です。
こんなに色が豊富な領域だったのですね!

投稿: hana | 2014年6月24日 (火) 20時49分

hanaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
同時撮影でずっとカラー撮っていると、かなりの枚数になりますので、アドバンテージ大きいですよね。
もちろん色情報が豊富なので処理していても楽です。(合成は面倒ですが・・・)
サドル右下の紫っぽいヤツは、処理しているときは殆ど意識してなかったのですが、syoshi-さんに見せたらこの色合いと構造に関心を持たれていました
ので僕もなるほどと思った次第です。ここだけクローズアップしてもウネウネもあって楽しそうですね~。
来月号は最優秀確定しましたか?原稿は提出しましたか?(笑)どっちにしても天文雑誌であのアンタレス拝見するの楽しみにしてます。

投稿: よっちゃん | 2014年6月24日 (火) 21時40分

こんばんわ、よっちゃんさん。
すごーい透明感、解像感、過去の作品よりもどんどん進化されていますね。星が密集している部位のメラメラって。。赤い星が、まっ赤赤、かき色、レモン色。。いろいろあるんですね。この領域って全天のあれこれがつまっているようで。。とにかくすごいんです。。同じ領域でも、よっちゃんさんの表現があり、sloさんの表現があり天文写真って奥が深いです。いつか自分なりの表現ができるようになりたいです。

投稿: tarobu | 2014年6月24日 (火) 23時24分

つづきです。
あっそれと、SSSするしないってどういうふうに使い分けているんですか?差し支えなければ教えていただきたくお願いします。

投稿: tarobu | 2014年6月24日 (火) 23時26分

たろぶ〜さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お褒め下さってありがとうございます、透明感と解像感ありますか。良い素材に恵まれた結果でして、高島遠征の際の良いコンディションに感謝です。
ガイドグラフがほとんどブレず、ご一緒した河原林御大ともラーメンを食べながらそれを喜んでいたのです。
そうですね、天体表現はさまざまで興味深いですね。同じ題材で色々なタイプの美しさっていうのがありますので、それを各々が表現すれば良いのだと思います。
答えは1つではないですものね。
色彩強調マスクでsssを使わなかった理由については2つありまして、1つはε130D+デジカメの星色(というかデジカメの偽色)を極力出したくなかったことと、
2つ目は期待色より天然色に拘りたかったからです。syoshi-さんの影響が大きいのかな。
どれが正解ってないので、どんなモードでも美しさが表現出来るテクニック・センスがあればいいですよね!

投稿: よっちゃん | 2014年6月24日 (火) 23時40分

初めまして...正確には2回目ですが(^_^;)
いつも楽しく拝見させて頂いております。
ぶしつけで申し訳ありませんが質問があります。
2つの鏡筒の光軸はどうやって合わせていますか? どちらかに微動装置がないと写野が合わないような気がします。
K-ASTEC BLOG には片方の鏡筒側のアリガタアリミゾにこうした微動装置をつけて合わせている方もいるようです。
http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2014/04/rh200-twin.html

投稿: のんた | 2014年6月25日 (水) 07時21分

のんたさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
高鷲や園原方面に遠征なさるのですね、いつかご一緒しましょう。
2つの鏡筒の光軸は、アリミゾを取り付けるM10ボルト2点のうち1点を左右に振れるように長穴加工をしてもらっています。
これが南北方向ですね。東西方向については、鏡筒バンド⇔プレート間に紙なりアルミテープなりを挟み込むことによって調整します。
一度お互いの軸をあわせてしまえば、互いのどちらかの光軸が狂わない限りよっぽどズレることはありません。
アリガタ・アリミゾの着脱時の再現性はなかなかのものですね。
私のは両者ぴったりというまでもいかず、現状では若干東西にズレがあります。
ただ、かたや500mmかたや430mmのフルサイズ同士なので、多少ズレても写野内で吸収されるため、トリミングは不要で済んでいます。
この辺りも130Dを選定したポイントとなります。もし130Dが500mmだったら、導入しなかったでしょうね。ちょっとの回転や光軸ズレ
ではみ出してしまいますので。微動装置はさすがに考えたことがありませんでした。ガタなく微動出来れば言うまでもないですが、今のところ
そこにお金を費やす必要性はなさそうに思えますよ。

投稿: よっちゃん | 2014年6月25日 (水) 23時19分

よっちゃんさん
私の住む土岐市からは園原や、高嶺山(又はあららぎ高原)、根の上高原、高鷲スノーパークなどがメインの観測場所となります。ご一緒できる日を楽しみにしています。

質問に詳細にお答え下さりありがとうございました。
赤道儀にVISAC2本同架しデジカメによる同時撮影を目論んでいますが、1800mmなので調整機構は必項です。ただ複雑になると金額もかさむし、強度的にも心配でためどうしたものかなと思っていました。
なるほど、東西方向の調整に紙なりアルミテープを挟む...これは良いですね。
ありがとうございました。

投稿: のんた | 2014年6月26日 (木) 06時59分

根の上高原とは懐かしいですね。。
たまにカップルが来たりしますよね。
情報お役に立てるか分かりませんが、成功を期待します。

投稿: よっちゃん | 2014年6月26日 (木) 23時16分

根の上は昔と比べて根の上はだいぶ明るくなりました。夏はキャンプ場なのでアベックだけでなく家族連れも多く結構夜まで賑わしいです。
大変参考になりました。何とかなりそうな気がします。ありがとうございました。


投稿: のんた | 2014年6月27日 (金) 21時09分

のんたさん、ありがとうございます。
近いうち、ご一緒しましょう。
ブログも拝見させてもらいますね。

投稿: よっちゃん | 2014年6月27日 (金) 23時40分

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