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2014年1月12日 (日)

M78・LDN1622付近

昨年11月29日に奈良県みつえ高原牧場で撮影した作品を公開します。

改造デジカメ6D+コーワプロミナレンズの組み合わせをカラーチャンネルとし、ε180ED+ML29050のL画像と一部星の色をLRGB合成した作品です。
カラフルな星の色を短時間で取得し、L・RGB共にS/Nが向上するこの手法を、カラーアシスト方式と呼んでいます。

M78_ldn1622_1200pix




Ldn1622_2M78_2


<M78・LDN1622付近>

撮影地:奈良県宇陀郡御杖村みつえ高原牧場
撮影日時:2013年11月29日(金曜日)23:01~
撮影機材:タカハシ ε180ED(500mm F2.8)、FLI ML29050(-35℃冷却)、NJP赤道儀(K-ASTECモーター改造)、アストロドンLRGB Gen2フィルター、Superstarガイドカメラによるオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー、EOS6D(SEO-SP4改)+コーワ プロミナー(350mm F4)レンズによるカラーアシスト
露出時間:(ML29050) L10分×12枚×南北2モザイク、RGB各10分 (EOS6D改)8分×31枚(ISO1600)※ε180EDと同時撮影
合計露出時間:548分(9時間08分相当)
使用ソフト:MaximDL(撮像)、CCDstack(ダーク・フラット処理・カラー現像・コンポジット)、ステライメージ7(レベル補正・DDP処理)、PhotoshopCS6(色調補正・コントラスト処理・ノイズ低減処理)

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天体写真」カテゴリの記事

コメント

よっちゃんさんこんばんは。青森の松林です。

オリオン座のM78、バーナードループ付近の写真は何度も見たことがあるつもりですが、アップされた作品を拝見して、強烈な鮮烈さを覚えます。星の中心部のハイライト部分から、そのわずかに周辺へ移るに従って色合いが美しくなります。星雲の明るい部分の色合いもさることながら、左上に写る暗黒帯の黒は、iPadで見るとまさに漆黒です。黒の深みというか締まりというか、とても力強く感じます。色の移り変わり、階調の連続的なつながり、色彩のバランスなどが、最初に見た時に感じた鮮烈さに繋がったのでしょうか。

これまでも一人語りやshoshiさんとのトークで語られていたと思いますが、まさに露出は正義なのですね。冷却CCDとはいえ露出不足では、ここまでRGBの色乗り、コクを出そうとしたら、相当に画像は荒れてくることでしょう。ましてや22ビニングなどしてしまえば、荒れだけでなくL画像との整合性、バランスもとりにくくなりそうですね。

ますますカラーアシストに興味が湧いてきます。

投稿: 松林@青森 | 2014年1月12日 (日) 22時24分

お。流石はよっちゃんだなぁ。。
これ見ちゃうと、自分のは目を背けてしまいますよ(;^_^A
パッと見の印象は色情報が豊富な事。
これ以外に無いでしょうね。
カラーアシストでしか得られない物だと思いますし、何よりよっちゃんの技術があってこそのものでしょうね。
中々マネ出来ないでしょうねこれは...
モノクロでは、条件の良い時間域にカラーに入りますよね。
特に僕はBを後撮りしたりします。
その時って当然ですがLは中断する事になります。
この時間がなんとも歯がゆいんですよね。
カラーアシストはそんな歯がゆさから解放される意味ではこれ以上にない手法でしょうね。
僕もマネしたいですが、敷居が高く中々手が出せませんヽ(´o`;
先立つ物もないしね(笑)
でもやるんだったら、106EDとカラーの11000でやりたいかな。
NJPだしまだまだ余裕はありそうです。


投稿: slo | 2014年1月13日 (月) 09時59分

よっちゃん、こんばんは。
もうフルサイズでモザイクされるとレンズを使う気になれませんね。
部分部分を拡大して鑑賞したくなります。

トークでも話をしましたが、冷却CCDを購入してLは冷却CCD。RGBは冷却デジカメでと考えていましたが、
デジカメ40分ほどのカラー情報は暗部の荒れが多くてよっちゃんの平行撮影にはとてもかなわないだろうと思い。
もうしばらくデジカメでがんばります。

よっちゃんの以前の作品で気になっていたというか自分と表現が違うと思っていた星の色なのですが、
この画像には青い星は芯が白く光芒が青い。そして白い星。オレンジの星。と表現されています。
以前は芯の方まで青かったり、黄色い星だったりと私には違和感を持っていたんです。
この星の色は私にとっても望む色なのですが、よっちゃんの方はより光芒が綺麗で質の高さを感じます。

やはり、カラーアシスト方式はもうやめられないでしょうね。フィルター撮影には戻れないでしょうね。
そろそろ星雲撮影はオフになります。機材のチューニングに励みますかね。

投稿: syoshi- | 2014年1月13日 (月) 17時43分

こんばんわ、よっちゃんさん
すげー最高です。淡ーいところ、解像感、隅から隅まで星が点です。。こりゃーすごいのひとことにつきます。こんなに広い領域なのにニュートラルグレーってないんですね。全体的な淡いうっすら感・・これって緑の情報が豊富だからですよね。うん○色をきれいに表現するには緑が重要なんですかね。。茶、赤、青、緑のバランスと暗黒体と淡いメラメラ。ここ自分の大好きな領域のひとつです。なんかこのごろモチベーションが下がってきちゃって1月は遠征しませんでした。

投稿: tarobu | 2014年1月13日 (月) 20時25分

松林さん、コメントありがとうございます。
作品をお褒め頂き、ありがとうございます。
カラーアシストの良さを引き出すには格好の対象だったかもしれません。
ご存知の通り、このエリアは色々なガスの色が入り混じっているんですよね。
カラーをたっぷり露出してやることで、この表現がすごく楽になることが今回で分かりました。
コーワのフラットも、記事にしても良いぐらいに綺麗に決まりました。
このシステムで、もっと色々な対象を撮影してみたいです。

投稿: よっちゃん | 2014年1月14日 (火) 21時35分

sloさん、こんばんは。コメントいつもありがとうございます。
カラーアシストの方法が徐々に構築されてきた感触がありますが、処理はまだ時間かかりますね。
仰るように、モノクロだと正中時の貴重な時間帯に1時間程度を犠牲にしなくてはならず、どうしても
そこが引っかかっていました。sloさんはBを倍露出していますよね。作品にもその良さがあらわれていますよね。

>僕もマネしたいですが、敷居が高く中々手が出せませんヽ(´o`;
先立つ物もないしね(笑)
でもやるんだったら、106EDとカラーの11000でやりたいかな。

機会があれば是非sloさんにも試してみて頂きたいのですが、やはり処理の煩雑さが伴いますので手放しでおすすめは出来ません。
sloさんなら、何とでも処理してしまいそうですが…。
カラーの11000ですか、良いチョイスですね。
僕もああいった16ビットのワンショットカラーカメラは理想だと思います。
ただ、コーワとイプシロンの場合だと、引き伸ばしの際の有効画素数が少ないかな?
別の発想で、D800などの高画素機というのも選択肢としてアリかなとも思います。

投稿: よっちゃん | 2014年1月14日 (火) 21時40分

syoshi-さん、こんばんは。コメント頂きありがとうございます。
先日はトークでお付き合い頂きありがとうございました。
また勉強させて下さい。

>もうしばらくデジカメでがんばります。

なるほど、確かに冷却CCDとデジカメの同時撮影ではなくて「交換式」ですとカラー情報が足りないかもしれませんね。
仰る選択で間違っていないと思います。
6Dを買ってフルサイズ+ε160で撮影する、という手もありますよ(笑)

星の色については、今回はプロミナーの星の色収差を残したままで処理していますので、微光星には色が乗ってくれたものの
明るい星については、拡大して見るとやや粗雑なイメージとなってしまいました。
星の色合いについても、黄色とかオレンジとか色々ありますが、何が良いのか分かりません。
カラーアシストにしてから、星よりも星雲の色のりが良くなって、星よりも星雲の色あいに興味が移行するようになりつつあります。
星の色については、もうちょっと色々研究しなければいけませんね。もちろんsyoshi-さんの星や星雲の色にも勉強させられています。


>やはり、カラーアシスト方式はもうやめられないでしょうね。フィルター撮影には戻れないでしょうね。

うん、まさにそんな感じです。今のところは戻る気持ちはないです。


>そろそろ星雲撮影はオフになります。機材のチューニングに励みますかね。

僕も昨日、ようやく機材を車からベランダに引っ張り出しました。
赤道儀とイプシロンの光軸、どちらも頑張ります!

投稿: よっちゃん | 2014年1月14日 (火) 21時52分

たろぶ~さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最近更新が少なくなったので、どうされていたと思っていたのですが、そうですか。やはり真冬は寒くてモチベーション低下しますよね。

作品の評価を頂き、ありがとうございます。
そうそう、分子雲の茶色い色合いとバーナードループの青味の対比を見せたかったのですが、色情報の豊富さに救われた感じがします。
とにかく、色の自由度が高くなりました。今回はモザイクなのでLはカラーの半分しか撮影してなかったので、若干LがRGBカラーに負けていた
気もします。普段はそんなこと、絶対にないのにね。

今はたろぶ~さんにとってはオフシーズンかも知れませんが、3月以降の夏の対象に向けて、さらなる準備でまた僕らが驚くような綺麗な作品を
拝見させて下さいね。

投稿: よっちゃん | 2014年1月14日 (火) 21時55分

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