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2013年12月24日 (火)

NGC2170付近

先日ムービーでも公開したみつえ高原遠征時の作品を公開します。


改造デジカメ6D+コーワプロミナレンズの組み合わせをカラーチャンネルとし、ε180ED+ML29050のL画像と一部星の色をLRGB合成した作品です。
カラフルな星の色を短時間で取得し、L・RGB共にS/Nが向上するこの手法を、カラーアシスト方式と呼んでいます。


Ngc2170_1400pix


Ngc2170crop


<NGC2170付近>

撮影地:奈良県宇陀郡御杖村みつえ高原牧場
撮影日時:2013年11月30日(土曜日)21:28~
撮影機材:タカハシ ε180ED(500mm F2.8)、FLI ML29050(-35℃冷却)、NJP赤道儀(K-ASTECモーター改造)、アストロドンLRGB Gen2フィルター、Superstarガイドカメラによるオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー、EOS6D(SEO-SP4改)+コーワ プロミナー(350mm F4)レンズによるカラーアシスト
露出時間:(ML29050) L10分×35枚、RGB各10分×2、(EOS6D改)8分×44枚(ISO1600)※ε180EDと同時撮影
合計露出時間:762分(12時間42分相当)
使用ソフト:MaximDL(撮像)、CCDstack(ダーク・フラット処理・カラー現像・コンポジット)、ステライメージ7(レベル補正・DDP処理)、PhotoshopCS6(色調補正・コントラスト処理・ノイズ低減処理)

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コメント

よっちゃん、完成しましたね。
イヤーーー、綺麗な仕上がりですね。
星雲本体の色合いといい、星の表情といい、全体の彩度と色バランスといい完璧ですね。
私も昨年はεで、今年はR200SSで撮影をしましたが、周りの分子雲は淡く荒れの克服と色合いに自信が持てませんでした。
よっちゃんのように高画質な広範囲の画像をアップしてくれると周辺の分子雲のココア色のような基準の色からの色合い変化がよくわかります。
うう、後出しジャンケンでこの画像を見ながら分子雲の色を決めれば良かった(へへ。

淡いところまでの色がしっかり出るカラーアシスト方式は恐るべしですね。
LRGBは輝度はなめらかに撮影はできるが、カラー情報にそれほど時間がとれないし、ワンショットカラーはカラー情報は得られますが、ベイヤ-配列からの処理で解像度ともこもこノイズに悩まされます。
それぞれのいいとこ取りができるということで恐れ入ります。

投稿: syoshi- | 2013年12月25日 (水) 09時30分

完成しましたか。
あれだけの条件で言い訳しないのはよっちゃんらしいね。
ここはクローズアップが基本ですが、こうやって完成版をみると広角も中々良いなと思い知らされます。
syoshiさんじゃないけど、後だしジャンケンでもこれはマネ出来そうもありません。
露光時間をみてビックリしましたが、僅かな晴れ間を狙う者からするば理想的なシステムでしょうね。
夏場の短い夜では威力を発揮しそうだね。
一晩4対象とか?(笑)

投稿: slo | 2013年12月25日 (水) 18時57分

syoshi-さん、こんばんは。コメント頂きありがとうございます。
いつもの公開直前のsyoshi-チェックで、今回だけは良い評価を頂いたので嬉しかったです。
カラーバランスっていうのは、どれだけ経験を積んでもなかなか習熟しきらないものがありますよね。
syoshi-さんにカンペキと言われることはあまりないので、嬉しいです。

syoshi-さんに先週頂いたプリントを何度も眺めながら処理しましたよ。
やはり焦点相応というか、長い筒には細部のディテールや全体の解像感で及びませんね。
syoshi-さんの作品は最近ノイズ処理も洗練され(特にB)、よりsyoshi-ワールドが構築されてきたように思えます。
星ナビギャラリートップハンターですからね!(笑)
…と、これだけsyoshi-さんを褒めると僕はいつもその後にガクッと落とすところですが…今夜は特に何も思いつきません(笑)

カラーアシストは処理で難儀する部分はあれど、やはり結果が如実に出る方法だと思います。
現状ではまだ手放しで皆におすすめ出来る方法ではないですが、作品のクオリティが向上することだけは間違いありません。
デジカメは解像度こそ冷却に及びませんが、あのフラット精度の良さはモノクロでは到底追いつけません。デジカメはワンショット
だけに淡い対象の信憑性が非常に高いです。

年末機会があればまた語りシリーズ、やりましょう。
先日やっていただいた赤道儀のメンテナンスも、近々記事で報告させて頂きますね。

投稿: よっちゃん | 2013年12月25日 (水) 22時36分

sloさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

>あれだけの条件で言い訳しないのはよっちゃんらしいね。

え、ひょっとしてそれはみつえの初日に強風でボツ濃厚のあっちの対象のことですか?(笑)
こちらの作品は序盤の一部以外では強風の影響はなしでした。
だから本当に言い訳出来ない状況なんですよ(笑)めちゃくちゃ露出してるし。

この対象は確かにクローズアップが映えるエリアですね。
もっともっと、あの2170の魅力を大写ししたいものですね。
淡いがあぶりだすとディテールもあってカラフルな対象って、本当に魅了的です。
NGC1333の左にあるIC348?はモンヤリしていてディテールには富んでいなかったですね。
M78やNGC2170は毎年でもチャレンジしたい対象です。
ただ、500ミリなら8300系のチップ、フルサイズなら800ミリ以上の望遠鏡が最高でしょうね。
1000ミリとフルサイズの光学系で条件の良い晩に捉えた像を見たいです。
パッと見の解像感が絶対違うと思います。いつかsloさん、それを実現させて下さいね。

カラーアシストで夏場の4対象ですか~、デジカメはノイズが多くなるので冷やすなりしないと無理かもですね。
デジカメごと袋づめにして冷気ぶっかけたいところです。

投稿: よっちゃん | 2013年12月25日 (水) 22時45分

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