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2013年9月12日 (木)

カラーアシスト方式の有用性

昨夜紹介したカラーアシスト方式について、その有用性を以下の表で示してみました。


Casist_hikaku

① 従来方式だと、RGB撮影時に1時間費やされるため、その間はLが撮影出来ない。(上図)
② カラーアシスト方式だと、同一露出の場合RGBの枚数はもちろん、Lの枚数も飛躍的に向上しクオリティアップが期待出来る(中図)
③ 同一クオリティを得るために必要な露出時間も短縮されスピードアップが図れる(下図)


けど、楽観視ばかりは出来ません。現状の懸念事項としては、
A.非冷却デジカメのダークマッチング(n枚目ダーク減算方式を採るか)
B.デジカメの現像・処理フロー(SI6経由よりもDNG-PS経由の方がカラーノイズがピュアか)
C.異なる焦点距離・光学系での位置マッチングの実際はどうか

Aについては、6Dのダークノイズを見る限り、本腰を入れて取り組まなければと感じた。
Bについては、これはやってみないと分からないが、少なくともSIのベイヤー・カラー変換は下地段階で不要なボカシ処理が入り、
全く使えないことだけは分かった。(モノクロ冷却CCDのRGBプロセスでは問題ない)
Cについては、先記事の通り「星自体のマッチング精度は要求しない」ことが前提。
以下に理由を示します。

Antares_c

これは冷却モノクロCCDのLRGBプロセスで得た2013年の作品。
これだけカラフルな対象でも、Lab分解した際のabチャンネルは以下。

<(Labの)aチャンネル>

Antares_a


<(Labの)bチャンネル>

Antares_b

カラー情報を包括するLabのabチャンネルをご覧下さい。星、写ってますか?
特にaチャンネルは、如何に星が写っていないかがお分かりでしょう。
つまり、星の位置合わせの精度は低くてもOKなのです。
かと言って、イプシロンの星の色の良さを失いたくはありません。
なのでカメラレンズはあくまで星雲やバックの荒れやすいモヤモヤ情報だけを多枚数取得し、星の色だけはイプシロンから得るというのが、
「アシスト」という名付けの理由でもあります。

ただ、このモヤモヤした模様は、天体写真の画質を極める上では重要なファクターだと思っています。たかがこんな模様、
と思って強調していくと、とたんに見苦しいプリントになってしまうのも事実。
だからこそ、カラー情報はたんまり撮影しておくというわけですね。
Lの枚数も増えますので、淡い対象を美しく描出するという観点でもきっとメリットがあると思っています。

何とかして、この魅力的な撮影方式を立ち上げたいと思っています。

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コメント

やあ頑張っておるようだぬ。
ワシも若い頃はリバーサルフィルムで一枚しか取れなくても満足だったもんじゃ。

投稿: 雲国歳 | 2013年9月15日 (日) 23時16分

どなたでしたか?
僕はリバーサルは二枚コンポジットでやってました。

投稿: よっちゃん | 2013年9月16日 (月) 15時36分

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