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2013年8月 5日 (月)

ε130D 登場

タカハシからε130Dが発売される、という噂が僕の周囲でも持ちきりです。
反射望遠鏡好きとしては、嬉しいニュースですね。

この噂の新鏡筒のスペックを、以下に予測シミュレーションしてみました。
(あくまで、個人的な推測データです)

130d_180ed_hikaku_4


僕がε130と聞くと真っ先に連想するのが、「中央遮蔽大丈夫?」ということです。
けど、この僕のシミュレーション結果からすると、そこまでFが暗くなるというものでも
なさそうです。露光スピードこそ、兄貴分の180EDの65%程度となりますが、400mmF4
の超高性能カメラレンズと比較しても、おそらく収差面や良像範囲で上じゃないでしょうか。
ただ、光軸調整の難易度は、イプシロン光学系である以上130も180も同じでしょうね。

また、重いカメラは真下ではなく、モーメントによる負荷を無視して上に取り付けるのが良い
のではと予測します。なぜなら、望遠鏡が小型軽量なためにそもそもフロントヘビーとなりが
ちであった鏡筒がさらに前重心となり、アリ型レールのオフセット移動では下部に取り付けた
カメラがおそらく赤道儀本体に干渉してしまうと思われるからです。また、赤道儀に搭載した
状態のまま筒先を真下に向け光軸調整が可能である点も、このカメラ取り付け方法を推奨
する理由です。従来方式であるカメラ真下取り付けですと、赤道儀搭載状態で望遠鏡を真下
に向けた場合、接眼部は赤道儀に接近するためアイピース見口に顔を持っていくことはほぼ
不可能であるためです。

何にしても、この鏡筒の登場は楽しみですね。
価格設定的にも、まだ手が届く範疇というか…きっと台数出ると思います。
イプシロンで撮影・処理するのがいかに「楽」なのか、それが皆に伝わるといいですね。
いや、本当。イプシロンほど楽で高品質な望遠鏡はない、って思いますよ。
では皆、何故苦労しているかって?
それはね、まともな画像が出てこないから四苦八苦しているのではなくて、
いきなり取れる80点を90点に、さらには90点を100点にしようという気持ちがそうさせて
いるんです。80点の状態で作品撮りしても、そんじょそこらの屈折では到底及びません。
ときたま見せるイプシロンの100点に近い像の素晴らしさが、撮影者の意欲を掻き立てる
ってわけです。
撮影にしても、処理にしても、数段楽でハイクオリティになる望遠鏡。
それが、イプシロン光学系です。

まだ情報源である天文ガイドは見ていませんが、机上でそんなことを考えていました。

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コメント

KAWANOです。

電話では貴重なアドバイスありがとうございました。
アクセサリーを開発するには,実際に対象の機材を使いこなしている方の経験が重要です。

雑誌の写真を見た瞬間,これでは前後のバランスは大きく崩れると感じたし
モーメント荷重を軽減するため,カメラをウエイト側につけるのは運用を犠牲にしますよね。

多くの方はデジ一で使われるのでファインダーが覗けなくなるのは容易に想像できましたが
現地での光軸確認に支障を与えることまでは気づきませんでした。
バンドを緩めて鏡筒を回転すると馴染むまで時間がかかりガイドエラーの原因になりかねませんね。

アドバイスいただいた内容で早速試作に取りかかっています。

投稿: KAWANO | 2013年8月 5日 (月) 08時43分

KAWANOさん、こんばんは。
「もしもし、生きながらえてますか~?」
…あ、すみません。いつもの電話の時のクセが(笑)

いやー、KAWANOさんの着眼点はさすがですね!
この鏡筒はきっと売れると思いますので、アクセサリー系の充実は出来るだけ早期に待ち望まれる
ところでしょう。その辺りを即座に読み取って前もって行動されるKAWANOさんは流石ユーザーの
要望を掴んでいますね。

光軸調整ですが、現地で調整(泥沼とも言う)する際に、現状の取り付けではわざわざヨイショと
筒を一旦赤道儀から下ろして、光軸調整専用台にのせて行うんですよね。
これをやるには、わざわざ冷却カメラやフォーカサーのリンクを切って行わねばならず、案外これは
大変なんですよ。
けど、上記搭載方法だと全てつないだままで筒を下に向けてライト照射するだけで行えますので
本当に楽です。まぁ、そもそも現地で調整しないで済むのが一番なんですけどね。

KAWANOさんも当然買われるのですよね?
いいなぁ。インプレッション楽しみに待ってますよ~。

投稿: よっちゃん | 2013年8月 5日 (月) 19時24分

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