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2013年7月 6日 (土)

フラット撮影と処理の重要性について

フラット撮影の重要性が最近また見直されているようだ。

他人にフラットは重要か?と問われれば間違いなく重要だと言う。
確かに現像時点やPSにも周辺減光を補正するコマンドはあるが、これだけでははっきり
言って精度が不足し過ぎている。
一般的な写真なら全く問題ないのだが、天体写真、特に淡い対象を描出する上では全く
役に立たないと言っても過言じゃない。

天の川やその他のメジャーな散光星雲を描出するだけなら、さほどその必要性は感じない
だろう。しかし、それだけ明るい対象って夜空に一体いくつあるだろう?
それ以外の暗め・淡い対象は、全て撮影ターゲットから外さなきゃならなくなってしまうこと
になる。M78も撮れない、アンタレス付近も魔女の横顔だって撮れない。何にも撮れない。

逆にフラット撮影・処理を行えば、今までメジャーの10対象しか表現出来なかったものが、
100対象とか200対象とか、より多くのターゲットが視野に入ることになる。淡いvdb天体
も夢じゃない。

なので、初心者が敬遠しがちなフラット撮影や処理は、初心者こそやっとくべきだと思う。
「フラット撮影や処理なしでもこれだけ描出出来た」、と楽観的なスタンスを取る人もいる
が、それでは以下のような淡い対象は絶対描出出来ないだろう。

M78hukin_2

もしかすると、フラットなしでも画像処理のベテランが円形グラデや直線グラデなどを駆使
すれば、フラットなしでもひょっとしたらこういうイメージに出来ないことはないかもしれない。
けど、それはブラシワーク的なペイント作業で、全くお気楽ではないしスマートじゃない。
「必死」こいて2~3日がかりでブラシ作業しなきゃ、こういう淡い分子雲は出てこないはず。

なので、結局のところフラットを正しく撮影・処理するのが一番だってこと。

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