« ようやく月面テスト | トップページ | BF73.5mmシステム画像 »

2013年7月21日 (日)

ベランダ備忘録

GS200RCとTOA35RDのBF調整を週末より開始しています。
まずは合焦位置。
近景ではなく無限遠の星にフォーカスした際、想定より6ミリ程度短い結果となりました。
以下が、修正後の図面です。


Bf735mm_2

BF73.5mmではAパーツ群のリング構成を20mm+15mm+12.5mmで考えていましたが、
実際には20mm+12.5mm+10mmでピントが出ました。
リングの組み合わせは多種用意しているので、これについては問題はありません。

問題は光軸調整。
綿密過ぎる計画って初っ端からコケることがある、という経験則ですが、これにつまづいて
ます。
上図にあげたパーツ構成で星を試写してみるのですが、中心像はシャープ、左側はまぁまぁ
、右側がボケている、という症状が改善されません。
これは以前ペリカン星雲を試写したときと同様の症状で、センタリングスコープに十字線を
張っても改善は見られませんでした。この時点で「これは時間かかるな」と痛感。

問題点は何かと考えた結果、どうやら副鏡のセンターマーク自体が光学的なセンター位置
にない(物理的センターにはあるみたい)ようです。
光軸調整で重要な指標であることは間違いないのですが、いったんこれをオフセットする
ことを敢行。ベランダで実際に星を試写しながら、センサーのボケ方向と同じ方向の副鏡
調整ネジを緩めたりします。すると当然ながら主鏡と台座のつじつまが合わなくなります
が、それは一旦無視。(具体的には主鏡がズレると星がコマ状に伸びてしまいます。)
星の形状は無視して、あくまでも像面がフラットになることを優先に副鏡を微調整します。
そして、ある程度四隅が均一になってきたら、今度はあらためてカメラをセンタリングスコー
プに付け替えて主鏡および台座の調整を行います。このとき、副鏡のセンターは当然ズレ
ていますが、オフセットが目的なのでこの要素は無視します。
その後もう一度カメラをつけて星空を試写します。すると前よりも良くなっているはずなので
、その状態でさらに上記同様の繰り返しで追い込みをかけます。

GS200RCは主鏡・副鏡が共に双曲面で構成されているせいか、調整のシビアさはとも
かく購入時の指標(センターマーク)自体にも疑いをかけていかねばならないようです。

とは言え、これを行うことで、フルサイズフォーマットでも許容出来る像を結ぶ可能性を
十分秘めていることを実感した次第です。GS200RCの良像範囲もさることながら、TOA
35RDの性能が高く、それを引き出すためにはシステムや光軸調整含めた総合的な
スキルアップが必要だと思い知りました。

まずは上図BF73.5mmの構成で光軸をバッチリ決め、その試写結果をベンチマークに他の
BFでも比較検証出来ればと考えています。

何にせよ、時間のかかる調整ですね。

|

« ようやく月面テスト | トップページ | BF73.5mmシステム画像 »

光軸調整」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1783984/52542602

この記事へのトラックバック一覧です: ベランダ備忘録:

« ようやく月面テスト | トップページ | BF73.5mmシステム画像 »