« TOA-35RDインプレッション | トップページ | GS200RC+TOA35RDシステムの紹介 »

2013年6月 5日 (水)

GS200RCのシステムと光軸調整について

GS200RC+RD+フルサイズの光軸調整は、以下の図で示すAパーツ・Bパーツが重要なポ
イントだと思います。

1


左側は望遠鏡筒先側、右側はカメラ側です。
薄黄色のAパーツと紫色のBパーツがあって、その中間にGSRCJ90があります。
GSRCJ90はそもそも、純正の延長筒で構成した場合ネジ1との干渉を避けるため、どうし
ても取り付け径を小さくせざるを得ず、そのための強度不足を補う目的で用意されたパーツ
と思われます。ただ、僕がこれを導入するメリットはそこにはなく、主鏡⇔副鏡の調整繰り返し
では成立しない光軸出し、つまり接眼台座の調整用途でこれを取り付けているというのが
実際の用途です。
但し、これを直接望遠鏡に取り付けてしまうと、たちまち純正の主鏡調整ねじがGSRCJ90
に隠れて調整不可となってしまいます。都度都度GSRCJ90を外しては主鏡の調整…という
手間と時間をかけなくてはならないのです。
そこで、それを解消するのがこの「2段重ね構造」です。
AパーツとBパーツでGSRCJ90をサンドイッチすることによって、純正の調整ねじである
ネジ1もGSRCJ90の調整ねじであるネジ2も、独立して調整することが可能となります。
具体的には、まず大雑把に副鏡を合わせ、その後主鏡、そして台座調整代わりであるGS
RCJ90の傾斜調整です。この3つを終えると、最終的に副鏡と主鏡が若干ズレてきます。
それを繰り返しで追い込むというわけですね。
なので、「副鏡→主鏡→台座」という3ファクターのローテーションで光軸は理想状態に追い
込みが可能となります。


ちなみにTOA35RDは薄緑色のホルダー(Cパーツ)内に格納し、ピントの繰り出しを調整
した際のボールスクリュー先端が直接RD製品にダメージを与えないようにしています。
フラットナーであるTSフラット2.5パーツは外部パーツで両端を接続し本体に負荷を全く
与えない構造としていましたが、これまでの実践によってサポートバンドによる保持力の高
さに信頼を置き、今回のTOA35RDについては直接ねじ込み+外周サポートの方式で良
しとしています。

ピントに影響を及ぼすスケアリング調整については、薄緑色パーツのすぐ右にある2枚板
です。これはダイイチさんのスケアリング調整リングですね。
この箇所根元からカメラまでの距離は58.6mm。これは僕にとって絶対的な数値です。
イプシロンの補正レンズからのメタルバックは56mm+1mm+1.1mm=58.1mm
なのですが、僕の補正レンズはねじ込み部をM54→M58に拡張改造をしており、その際
に生じる0.5mmの光路短縮を補うために与える補正を含め、全長を58.6mmとしてい
ます。

これによって、イプシロン180EDでもGS200RCでも、オフアキシスガイドが両者切り替え
可能となっています。

サポートバンドの保持力は強力です。
せっかく厳密に合わせたGS200RCの光軸を、寸分も狂わさずに保持する性能を秘めて
います。

目下の課題は、センタリングスコープの十字線挿入改造です。
すでにオーダーはしており、近々光軸調整スタイルの完成形がお披露目出来るかと思い
ます。

TOA35RDの潜在能力が予想通り高かったため、これを何とか確かなものにしたいと
期待は増すばかりです。

|

« TOA-35RDインプレッション | トップページ | GS200RC+TOA35RDシステムの紹介 »

光軸調整」カテゴリの記事

コメント

よっちゃんさんこんばんは。青森の松林です。ご無沙汰しております。

 εもさることながら、200RCでも精力的にすばらしい作品を得ていらっしゃいますね。長焦点でとても迫力を感じながら見入ってしまいました。

 お忙しいところとは思いますが、ご教示いただきたいと思いコメントさせていただきました。当方、ダイイチスケアリングのアダプタが納品し、いよいよPL16000の撮影システムが整ったところでございます。ここでフィルターボックス、CFW1-5にフィルターをはめようとしたのですが、1〜5までの番号がふられたフィルター枠に、どうLRGBフィルターをはめ込めば良いか分からず思案しております。ご教示くだされば幸いです。お忙しいところ恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 松林@青森 | 2013年6月 6日 (木) 20時29分

松林さん、こんばんは。ご無沙汰しておりましたが、パーツついに届きましたか!
結構長かったですね、けど今後ようやく撮影に専念できそうですね。楽しみです。
フィルターの番号は、僕の場合MaximDLを使っていますが、割り当てとして012345の順にLRGBと入れています。5は何も入れてません。
その番号とフィルター名称の関連付けをMaximDLで登録する箇所がありますので、そこで入力しているというわけです。

ところで、ココログのブログで大きな画像を貼ったりする方法を以前聞かれたことがありましたが、ちょっとだけ分かったかもしれません。
興味があればまた聞いて下さいね。

投稿: よっちゃん | 2013年6月 8日 (土) 21時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1783984/51924835

この記事へのトラックバック一覧です: GS200RCのシステムと光軸調整について:

« TOA-35RDインプレッション | トップページ | GS200RC+TOA35RDシステムの紹介 »