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2013年5月

2013年5月26日 (日)

GS200RC+TSflat2.5 オフアキシステムの紹介

今日は、GS200RC+TSflat2.5フラットナーのオフアキシスガイドシステムを紹介
します。

Dpp07dd051a0e1505

こちらがシステム全景です。

Dpp07dd051a0e1641

バックフォーカスの長さによるたわみをなくすため、上のようにサポートプレート
(t15 ジュラルミン)とサポートバンドを装備しています。

以下に、動画でも紹介しています。
興味ある方は、ご覧下さい。




先日より公開している作品は、このシステムで撮影しています。
設計は自ら行い、パーツの金属加工は「ほしぞら工房しばた」さんに依頼しました。

まだ完成ではないのですが、一応形にはなっているので公開させて頂きました。
近日、このシステムに加え、タカハシより最近出た噂の新型レデューサーを組み合わ

せたシステムも構築予定です。
準備が出来次第、また紹介させて頂きます。


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2013年5月20日 (月)

イプシロン180EDvsGS200RC

イプシロン180EDとGS200RCの比較画像を掲載します。

解像度比較がしやすいように、イプシロンは800%・GS200RCは200%で掲載します。


180ed_200rc_hikaku


イプシロンはML16000ですが、アンダーサンプリングです。
対してGS200RC(1600mm)は、ML29050ですがオーバーサンプリングです。

イプシロンでも写る微光星は写っていますが、カクカクしてます。
ちなみに上のGS200RCは10分6枚コンポジット、対してイプシロンは10分1枚画像です。
上下のS/N比は同様に感じるので、6~7倍のハイスピードさが実証出来ていると感じます。
<イプシロン180ED

総括として、「イプシロンは500mmの割にかなり善戦している。」というのが第一印象。
しかし、どんなにイプシロンがシャープとは言え、1600mmもあるGS200RCよりも
シャープだということはないでしょう。

6枚と1枚の比較ということで、イプシロンのハイスピードさの利点ばかりが目立つ比較と
なりました。

拡大率を変えた画像も貼っておきます。

180ed_200rc_hikaku2

拡大率を100%以下で表示すると、液晶モニターの解像度(72or96dpi)に支配
されてしまうので、最低100%以上での比較としています。

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2013年5月15日 (水)

M13 球状星団

先週末、ハチ高原に遠征した成果をアップします。

M13_1200pix



M13 球状星団

2013年5月11日 22:48~
L10分×8枚、RG各10分1枚、B10分×2枚 合計露出時間:120分
GS200RC(F8 フラットナー)、FLI ML29050(-30℃)、NJP赤道儀(K-ASTEC改)、
Lodestarオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー
(トリミング有り)
兵庫県ハチ高原


久々のハチ高原遠征です。
撮影の際はかなり好感触で、「このまま薄明まで撮影を続行したら、きっと素晴らしい作品に
なるに違いない」と考え、このまま撮り続けるか、それとも次の対象へ移行するか迷いました
。けど、やはりせっかくの長距離遠征、球状星団1対象だけではつまらないと思い、Lは8枚
で切り上げました。

処理してみて思ったのは、口径差には勝てないということ。
この処理を進める中で、Web上で色々な方の球状星団を拝見しましたが、総じて言えること
は、F値や焦点距離関係なく、口径の大きな光学系には分解能でそれを凌駕することは相当
難しいということを思い知りました。
そこがまたこの世界(長焦点~大口径機材)の面白い・奥深いところですね。

まだまだ撮影は完全とは言えませんが、これはこれで良しとします。
一応、天文ガイドに送ってみようかと思っています。

この他にも1対象撮影していますが、まだFits画像すら満足に見れていません。
ちょっと天文とは別件で今週は忙しく、そちらの方がどうしても優先となってしまいます。

僕の師匠でありライバルでもあるsyoshi-さんに、今週末に光軸調整のチェック&指導を受
けに和歌山まで赴く予定です。

syoshi-さん、ご指南の程宜しくお願い致します。

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2013年5月 8日 (水)

GS200RCを使ってみて

GS200RCを使ってみて思ったことをファーストインプレッションの備忘録で書いておきます。


① CCDカメラとの相性は良くも悪くも感じない

ここが結構議論される部分で、F8の暗い光学系と微細ピクセルと引き換えに感度で劣る?
CCDとの相性問題を指摘されることがありますが、そこまで悪いとも思わず、かと言って
相性が良いとも思いません。特にFの暗さやCCDの感度の悪さを意識せずとも使えるって
ことでしょうか。結論として、カメラとCCDの相性って、議論する程影響力って少ないかと感じ
る。何使っても、写るもんは写るし、写らん淡いものは写らん…ってことでしょうか。
ビニング撮影をする必要性も、特に感じません。
これぐらいのクローズアップだと、撮影対象は無数にあると思う。その中にはもちろん明るい
対象もたくさんあるので、それを撮っていく分には何の支障もないでしょう。
vdb天体などをこの筒で狙うのは、無謀でしょう。そこを割り切れば、ノープロブレム。


② 光軸調整は非常に楽。ただし体力を使う。

イプシロンの光軸調整が数年かかってマスターすると仮定すれば、GS200RCの光軸調整
はそれこそ1~2日鏡筒と向き合えば完全にマスターすることが可能かと思いました。
ただし、覗きながらの工具調整は手が届かず、体力的には難があると感じます。
ニュートン系のように光路を直角に曲げない構造である分、難易度の次元が1コ低い感じで
す。しかも、長距離遠征の運搬でも全くズレていなかった点が驚きです。
筒自体は軽量な造りなのに、すごいね。ちなみに光軸調整にはセンタリングスコープという
細長い治具を取り付けて行わないと実際には困難でしょう。
(センタリングアイピース・チューブではありません)センタリングスコープはタカハシから出て
います。ちょっと高いですが、これを買わないと光軸調整は難しいでしょうね。

あと、光軸調整に必要なファクターがGS200RCの場合3つあるが、購入したままの状態で
は1つ足りません。(GS250もそうみたい)買ったままでは接眼台座調整という重要なファク
ターが1つ欠けているのです。推測するに、コスト削減のためか省略したまま製品としている
ようです。つまり、副鏡と主鏡バッフル…この2つだけしか調整出来ないようになっている。
この2つをどれだけ追い込んでも、本来あるべき真の光軸を完全に捉えることは出来ない。
これを補うためには、海外で販売されている1パーツの購入もしくは自作パーツが必要となっ
てきます。これを手に入れれば、ようやく光軸に必要な機構が完備することとなるでしょう。


③ 周辺減光が非常に少ない。画像処理が楽。

現地でライトフレームのFitsを強調してみて、驚いた。全く周辺が落ち込まず、周辺落ち込み
の前に階調2値破綻となるぐらいの平坦さです。もちろんそれでもフラット撮影・処理はするが
、言うまでもなくイプシロンよりもはるかにマッチング精度は高い。(イプシロンはFの明るさ故
に周辺減光が大きい)対策をしたせいか、迷光の影響も寸分も感じない。


④ 問題は光学系ではなく、空の条件。

シンチレーションは言うまでもないのですが、撮影対象の高度が支配的だと感じます。
今自分がどれぐらいの高度でその対象を撮影しているのか、ということを今まで以上に意識
させられる「焦点距離」です。これは光学系の問題というよりも、単純に長焦点が持つ難しさ
でしょう。天頂近くに上がるM33や31などを真夏の好条件で捉えた画像は、きっと素晴らし
いと思います。逆に低空の解像度は、正味で焦点距離700~800mm程度にしかなって
いないと思う。(800mm以上焦点距離を伸ばしても、低空に限っては焦点距離が無意味
となりやすい。)この場合はRDを併用するなり、イプシロンを使うなりと使い分けが必要か。


⑤ ピント合わせが難しい。

F8のくせに、いや、F8だからこそピントが難しい。
イプシロンの場合、僕はβ-SGRで1秒露光で星像をモニターで拡大観察しながら、手動で
25μmずつ移動させて合焦位置を探っているが、GS200RCは焦点距離・F値の問題があ
り、その方法では事実上困難。最終的なジャッジには最低でも30秒~1分程度のガイド露光
をした上で良否判別をすべきだと思う。バーティノフマスクという治具もあるみたいなので、
迷う際にはそういうツールで狙いをつけるのも良いかもしれない。
ピントの山をつかむ手段が困難である、というだけで、決してピントの山が平坦であるという
わけではなく、例え50ミクロンでもズラして10分露光すればその差は等倍レベルで見えてく
る。


⑥ フルサイズのデジカメなどもお勧め。

①で述べたように、この望遠鏡のFは暗いからこのカメラはダメとかイイとか、そんな意見は
机上の理論であり、実際は言うほどカンケーないと思う。なので、一般的にCCDのLよりも
実効的な感度が低いとされるカラーのデジタル一眼でも十分に戦力となりうると感じます。
イメージサークルが広いので、出来ればフォーマットの大きい5D2などのフルサイズなどを
使うとより受光面積が広くなって良いと思う。バックフォーカスが長くたわみの影響を受けや
すい造りをしているが、デジタル一眼などの軽量カメラであれば大そうな装備も必要なく、そ
れこそいきなり手軽な撮影を楽しむことが可能でしょう。


⑦ ただし、オフアキは必須条件。

単純な親子亀などのガイド鏡ガイドでは、極端に歩留りが低下してしまうと思います。
きちんと撮るなら、セルフガイドかオフアキが必要でしょう。
ただし、バックフォーカスが長いので光路長の組み立ては楽でしょう。
また、ガイド側のCCDは、ビニングしてオーバーハンティングを避けるのが得策でしょう。




ということで、今夜は以上です。
また思いついたら、別途記事で取り上げます。


PS:最近、ブログコメントの返事が遅くすみません。
最近なんだか、自分にとってブログというサービス・コミュニティの存在意義について色々
考えさせられることがあります。
僕は基本群れを好まない単独派ですが、こういう情報の発信を自ら進んで行う意味って、
本当にあるのだろうか?と。
こうやって作品公開したり、インプレ綴ったりしても、何かこう、空気に話しかけているような
実感しか沸かない。かといって、年賀状ではないがコメントが欲しいわけでもない。
コメント1つ1つはありがたいのは分かっているが、日常のサイクルとして捉えた際に、
その返信に費やす労力は大きい。

コメントを書くことが好き、そして書いてもらうことが好き。
そんな人は、ブログがマッチするのだろう。

でも、僕は違う。

自分が掴んだ情報や技術は発信したい、けど、コメント地獄に縛られたくない。
本音の意見や批評、技術交換はしたい、けど、うわっ面だけの定型的な賛辞はいらない。
という思いがある。
コメントの返信をしない、他人のブログにコメントをしない…そうすることで
日に日に自分のブログはコメントがつかなくなる。それはそれでいい。
けど、そういうスタイルの人は、のけものや黙殺のムードを余儀なくされてしまうのだろうか?

年賀状に例えると、
年賀状を書かない人・返さない人は仲間外れ、ってことなのだろうか。
ヤフーブロガーにはコメントします、だけど他所はしないとか。
団体内では過剰にたたえあうが、その外はノーコメントだとか。

何か、そういうの目の当たりにすると、ホントイヤなんですよね。
何が?
そういうツマラないことを意識してしまう自分が…です。
そういう、何と言うか天体写真の本質と本来無関係な部分がいやでブログが面白くない。

いや、またつまらないボヤきを入れてしまいました。
そんなしがらみからは開放され、そこで捻出した貴重な時間をリアルな家族とのふれあい
に費やすのが一番だと思う今日この頃です。

家族と天体写真、あとは限られた数人の深い交流が出来る友人。
これだけを大切にして生きていこう。




…あれ、仕事は?(笑)

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2013年5月 7日 (火)

M8星雲

昨夜撮影したM8 干潟星雲をアップします。

M8_1200pix








M8

2013年5月6日 0:25~
GS200RC(F8・フラットナー)、ML29050(-30℃)、NJP赤道儀、Lodestarオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー、AstrodonGen2LRGBフィルター
L10分×10枚、RGB各2枚 合計160分
奈良県みつえ高原牧場



中心部のクローズアップは以下です。


M8_triming




フルサイズの四隅、しっかり結像させることが出来ました。
今回は前回のM16と異なり、しっかり不具合なく撮影出来ました。

低空の対象なので、本来の1600mm焦点の威力が発揮しきれていないのでしょうが、
それでも、それなりに見ごたえのある結果になったのではと思います。

今後は北アメリカのメキシコ湾付近とか、網状とか、ペリカン星雲など、より高度があって
シャープに写る対象を狙っていきたいと思います。

こちらは投稿作品扱いとして、星ナビに投稿したいと思います。

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2013年5月 5日 (日)

GS200RCファーストライト(M16星雲)

昨夜撮ってきたGS200RCの画像を簡単に処理してみたので、アップします。

M16_1200pix_3

M16

2013年5月5日 0:25~
GS200RC(F8・フラットナー)、ML29050(-35℃)、NJP赤道儀、Lodestarオフアキシスガイド、β-SGRフォーカサー、AstrodonGen2LRGBフィルター
L10分×10枚、RGB各2枚 合計160分
奈良県みつえ高原牧場

ファーストライトということもあっていくつかのトラブルがあり、撮影に余裕をもってのぞむことが出来ず、結果として軽率なスケアリングミスをしてしまいました。1枚目があがってきたときにすぐ気づいたのですが、薄明時刻から逆算した撮影枚数を加味すると、もうぎりぎりで余裕がありません。結局、ズレたまま露光を続行しました。100μm以上ズレていると思います。
イプシロンでは絶対に有り得ないミスです。
自分の基準内でこのM16が投稿に値する作品とみなせるかどうか、実際にプリントをしてみないと分かりません。

ただ良かった点も…、
テストとして、この対象を撮る前にM13もちょっとだけ撮影したのですが、1分露光の画像はなかなかシャープな像でした。さすがに焦点距離が1600mmもあるので、低空の影響は
受けますが、比較的高度のある対象の写り自体は十分な結果でした。

・スケアリング不良
・悪シーイングや低空対象の大気ゆらぎ

この2点さえなければ、この望遠鏡はフルサイズ全面までフラットでシャープな像を結んでくれそうな気がします。オフアキプリズムが写す写野隅の星像もイプシロン以上に円形を保っていたようです。フラットフレームも非常になだらかで、ほとんど周辺減光を感じません。

この望遠鏡の性能を本当の意味で引き出したいのなら、出来れば上記のようなやや低高度
の対象は避けた方が無難かもしれませんね。

本日また晴れるなら、別対象でスケアリングミスのリベンジをしたいと思います。

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2013年5月 4日 (土)

GS200RCを借りました

このたびK&Rさんに、カサイのGS200RCをお借りすることになりました。

以下がその写真です。

Gs200rc


口径は200mm、焦点距離は1600mmでF8となります。

今までこんなに長い焦点の望遠鏡を扱ったことはありませんが、これを使えばより遠くの天体を写すことが出来るみたいです。

リッチークレチアンという形式の望遠鏡で、値段はカサイトレーディングで15万8千円と、この形式としては非常に安価な設定らしいです。

イプシロンと比較するとやや小ぶりな印象で、重量も筒にカーボンを採用しているせいか非常に軽量です。

以前からこの望遠鏡の能力に興味を持っていましたので、お借りする機会が得られてとても嬉しいです。

今後この20センチの望遠鏡に僕のカメラであるML29050をつけて、撮影していきたいと思っています。

今夜とか明日にでも、これを山に持っていってファーストライトを撮れればと思います。

いいのが撮れたら、またここで紹介させて頂きますね。

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