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2013年4月 6日 (土)

遮光環付き自作フード完成

1週間以上かけてようやく完成しました。
ε180ED用の遮光環付き自作フードです。
遮光環を付けることの目的は、

①星雲や銀河の素材時点でのコントラストを少しでも高くして、処理でのダメージを
最小限に抑えたい。
②ライトフレーム(無限遠の光)とEL発光パネル(近接光)の差異低減。フラットの
マッチングを向上させ、淡い部分描出時の再現性を高める。
です。

以下が完成画像です。

Dpp07dd0406142d39

フードは今まで何度も作ってきましたが、遮光環を取り付けたのは初めてです。
内部のバッフルは、表・裏・内側の全てに植毛紙を貼付けています。
これに時間がかかりましたね。
外形はPPクラフトシートの0.75mmをロールにして使っています。
内部のバッフルが支柱となりますので、組み上げてみると意外と頑丈かつ軽量です。
夜露に関しては、全て主・斜鏡へダイレクトに乾燥空気を吹き付けますので、フード
にその役目を持たせることは考えずにすみました。
そのため、ダンボール等の吸湿素材で径を大きくすることなく、しっかりしたものを作ることが出来ました。


Dpp07dd0406142e28

補足ですが、鏡筒との接続部にはレジャー用の銀ロールマットを二重巻きで使っています。また、バッフルの固定については裏側にスポンジ素材のテープ(厚み5mm)をぐるりと円形に巻いて位置決め&固定をしています。
これらのノウハウはほとんど全て、syosh-さんに教わったものです。
いつもながら、本当にありがとうございました。

ビデオでも紹介していますので、興味がある方はご覧下さい。

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天体機材」カテゴリの記事

コメント

よっちゃん、こんにちは。
あら?よっちゃん、工作がうまいですね。
それにとても丁寧な作りです。バップルの内径まで植毛紙を貼るとは。おみそれしました。まるで売り物のようです。
一番工作として難しいと思われたバップルの固定ですが、隙間スポンジを使ったことは正解でしたね。
光の反射具合を見てもほとんど真っ黒で、鏡筒内の反射を防ぎコントラストは上がり、フラットもより合いそうです。

わたしも作りたいところですが、車への積載を考えると巻きフードになってしまっています。

下の娘さんを見て、嫁が喜んでいます。はじめの部分を五回再生しました。

投稿: syoshi- | 2013年4月 7日 (日) 12時24分

これ、遮光環のエッジを植毛紙で巻いてる?
遮光環のCCD側に貼るのはいいと思うけど、エッジはなるべく鋭利に切り落とした方がいいと思うよ。

投稿: 東山正宜 | 2013年4月 8日 (月) 00時30分

syoshi-さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ようやくこれで、イプシロンの方は何とか目処が立ちました。
以前からやりたかったことですが、オフアキ化計画ということでフードを大きくしてもガイド鏡いらず
なのでケラれの心配もなく、バッフル付きの大きめなフードを採用出来たことが嬉しいです。

ほとんど全てのプロセスをsyoshi-さんのアドバイスを元に作製しました。
僕自身は、何も上手なところなんてないですよ。
単に、長時間しぶとく頑張っただけです。

今後もさらに、工作を続けていきますので、またアドバイス下さいね。
子供は、ようやくつかまり立ちするようになりました。
工具や鋭利なものは、床に置いておけませんね。
いつも夜寝る前は、時間をかけて掃除するようにしています。

投稿: よっちゃん | 2013年4月 8日 (月) 01時46分

東山さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
大阪から引っ越されたのですね、ツイッターで読みました。
九州は喋り口調がやわらかで、独特の温かみがありますよね。
染まって帰ってきて下さい。

フード内径の植毛紙は、確かに毛羽立ちがありますが、今まで僕はずっとフード内面を
植毛紙でやってましたので、おそらくそれが遮光環になっただけだと思いますよ。
東山さんの懸念されるのは、おそらくイプシロンで言うところの主鏡セルのアキシャルサポート
のリングのことではないでしょうか。あれは内円の表面に毛羽立ちがあると輝星のイメージに
悪影響を及ぼします。あれとフードの違いは、主鏡を通過した光束であるか・ないか、ですね。
主鏡外周をマスクするアキシャルサポートリングは、主鏡でいったん跳ね返してからすぐそこを
通過するため、内径の表面処理がガタガタだとマズいですよね。逆にアキシャルサポートリングを
外して主鏡外周のコバを露出させたまま撮影すると、これはこれでコバのぎざぎざが輝星に悪影響をもたらします。
なので、この部分(アキシャルサポートリング)だけは、安易に手を加えてはならない部分です。
もし、やるとしても東山さんの言われるようにスパッと切り落とした内円に対して遮光性の高い塗料を丁寧に塗る覚悟がいるのでしょう。
斜鏡外周のコバも同様ですね。イプシロン180EDは、そこまで斜鏡外周の処理は悪くないので
ここも手をつけていません。
フードはこれら上記とは別物という認識を持っています。
まだ双曲面鏡に到達もしていない(光を曲げられていない)入り口の直線光なので。
たとえばダンボールに墨汁を塗ったそのもの
をロールにして撮影しようが、ロール自体の真円が崩れていようが、イメージサークルを確保した
開口部でさえあれば、輝星に悪影響は及ぼさないものだと経験上感じています。
そんなわけもあって、フード内面およびバッフル内面は、内面反射を極力低減させることを第一優先
に考えています。

今回作っている最中、試しに天文用の艶消しブラック塗料をバッフル内円に塗ってみたんですよね。
そうしたら、植毛紙と比較したら一目瞭然。
バッフル内面がそれこそ、ピッカピカにリング光りして使い物になりませんでした。目で見て明らかにアウトでした。
植毛紙と艶消し塗料って、10倍ぐらいの差があるらしいですよ。植毛紙って偉大なんですね。

投稿: よっちゃん | 2013年4月 8日 (月) 01時57分

はじめまして、しげ@和歌山と申します

私は天体撮影を初めてまだ1年あまり、
冷却CCD(8300チップ)を購入して1年弱の初心者ですが、
いつもブログでいろいろ勉強させていただいています。ありがとうございます。
先日もブログの情報を参考に、シグマの150mmを買いまして
アンタレス付近を撮影して来ました。
よっちゃんさんの作例のように滑らかにはなりませんでしたが
色収差もなく、自分としてはまず満足な出来になりました。

そして今日コメントさせて頂きましたのは、
私もよっちゃんさんの情報を元にフードを作成させて頂きました。
植毛紙を貼り、遮光環を入れたいなと前から思っていたのですが、
遮光環の固定の仕方が思い浮かばず放置していたのですが、
こちらの動画での説明を見て、隙間スポンジで固定すればいいのか!とアイデアを頂き
連休中に作成いたしました。
植毛紙も想像以上に反射を抑えてくれて、
そのうえ遮光環でフード内面はほぼ見えない状態になり、
とても満足な仕上がりになりました。
画像もお見せできたら嬉しいんですけどね。

今後ともいろいろ参考にさせて頂きたいとおもいますので
関西在住ですし、どうぞよろしくお願いいたします。
まずはお礼とご報告でした。

投稿: しげ | 2013年5月 7日 (火) 19時37分

しげさん、こんにちは。はじめまして。
ご訪問とコメント頂きありがとうございます。
シグマの150をご購入されたのですね、あれは色収差がなく天文適正が高いレンズですよね。
今後どんどん活用されてください。

和歌山にお住まいなんですか?
和歌山には何人か天文仲間がおりますが、一度ご一緒できる機会があればいいですね!
もし差し支えなければ、また声をおかけ下さい。
和歌山の方々も喜ぶと思います。

フードの遮光環はいいですよね、これも和歌山のsyoshi-さんに大半を教わりました。
良い結果が得られたら、是非また画像をお見せ下さい。
ブログの返事が追いつかず、いつも遅レスとなってしまいがちですが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: よっちゃん | 2013年5月22日 (水) 14時54分

コメントありがとうございました。

私は和歌山市内在住で、近場として生石高原をよく撮影地にしています。
鶴姫より空は明るいと思いますが、近いし、なにより駐車場が広く、撮影場所で困らないのが魅力です。
新月前後の休前日が晴れればよく遠征しておりますので、ご一緒できる機会があれば嬉しいですね。

シグマの150ですが、先日バンビの横顔辺りも撮ってみました。
ε+29050のような解像度はありませんが、
色とりどりの星がたくさんある領域の魅力が少しわかったような気がしました。
ただ、天の川の中なので、カラーバランスが難しいですね。

それではまたよろしくお願いします。

#お返事のことは気になさらないでください。
ご家族優先は当然のこと!と私も思いますので^^

投稿: しげ | 2013年5月22日 (水) 18時41分

しげさん、こんばんは。
再びのご訪問とコメントありがとうございます。
生石高原って聞いた事ありますが、行ったことがないです。
広々として、良さそうな場所ですね。
シグマの150、本当は使いたい気持ちでいっぱいなのですが、いかんせん
どうしても望遠鏡の方が優先となってしまっていけません(笑)
あのレンズの天文適正の良さは他の方の記事でも明らかなので、いずれまた
使いたいと思います。今度はF4に絞って撮りたいですね。
円形絞りなので、1段絞ったぐらいではウニも出ないですし最高ですね。

仰るとおり、カラーバランスは難しいですね。
自分も同じです、久しく画像処理をやっていないと、速攻処理などで仕上げると
どうしても後からおかしな部分が見えてきてしまいます。
これがもうちょっとマシになればと思うのですが、なかなかそこまでセンスという
か感性が伴いません。努力して向上するものであればいいのですが、そうも
いきませんね。普段から写真に接することが大事なんでしょうね。
最近は機材のことばかりになってしまいます。

投稿: よっちゃん | 2013年5月23日 (木) 23時22分

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