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2013年2月14日 (木)

CCDセンサーの感度特性分布について

先日のフラットの偏りについて、カメラの感度特性が原因かという意見を目にしたの
で、実際に試してみました。ちなみに、これは以前にも試したことがあります。
方法は、カメラをダイレクトにEL板に押し付けて撮影します。
ただし、迷光の入らない暗室でカメラを回転・スライドさせながらの露光です。
これにより、極力EL板起因の光量バラツキを排除します。

Dpp07dd020e0e2730



結果が、以下の画像です。

Directflat16comp

光学系を全く通さないダイレクトなセンサー感光分布イメージですね。
上下の落ち込みは、おそらくウィンドウに貼っているヒーターの影響でしょう。
このときの等高度曲線は以下です。


Direct_toukou

やや右によってはいるのですが、まばらで分かりづらいですね。
僕は以前、シグマの150ミリF2.8マクロレンズのフラットに感動した覚え
があります。あれこそ、完璧なフラットフレームでした。
以下にフラット画像を掲載します。 

Bflat32compsigma150



Sigma150_toukou


もちろんこの左右ズレのない完璧な曲線も、ML29050で得たものです。

これらを見ると、やはりCCDセンサー起因での感度特性分布によるものだ、とは
断言出来なさそうですね。
以前このフラットを見たときも、やっぱり同様に思ったものです。
「やっぱりカメラが犯人ではなかったか…」と。
とりあえず、光軸調整については引き続き前進あるのみ。
後退や中止する理由などは、どこにもありません。

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コメント

よっちゃんさんこんばんは。いつも楽しみながら、真剣に学びながらこのブログを拝見しています。

 今回のレポも大変興味深く読ませていただいています。最初の画像で気になったのは「ML29050光学系を通さない素通しのCCDの光の感じ方は、上下にずいぶんかげりが見えるものだな」ということでした。よく読んでみますと、カバーガラス上下に配置されるヒーターの影響とのこと。これは電気的なものではなく、単にヒーターの分だけかげりがでているだけ、と解釈してよろしいのでしょうか。私もあと1ヶ月半後(予定では)に同じ使用のML16000が納品になりますから、少し気にしながら読んでいました。

 でもこれは光学系を素通ししないものですから、どの画角でも平行に光が入ってきた場合のお話なのだろうと察しました。望遠鏡でもレンズでも、光は収束してCCD面に入ってきますから、このヒーター分のかげりは気にしなくてよいのでしょうか。

 それにしてもSIGMA150mmの等高度曲線、とっても美しいですね。どの角度からみても光の分布が均等で、すっときれいに光が減光していく様子が分かります。断面図もまるでお山のように見えます。私もこのレンズ所有していますから、ML16000と組み合わせたシステムでの撮影も大変楽しみにしています。先日K-Astecさんから「モーターフォーカサーの部品手配は済んで間もなく製作に入ります」とご連絡をいただきました。このままいくとML16000が納品するよりも前に、こちらのフォーカサーのほうがずっと先に納品してしまうことになりそうです。

投稿: 松林@青森 | 2013年2月14日 (木) 18時20分

なるほど。
カメラ単体で撮った事はあるのですが、そこまで気にして見てませんでした。
私の場合FWも付けて撮ったので、この感じと少し異なってたような感じがします。
すいません殆ど記憶にないです(笑)
そうそう、ヒーターをもっとガラスの端の方に貼り付けたほうが良さそうと感じてはいたのですが、ここまで影響してるとは思いませんでした。
筒付けてフラット撮った時には全然分からないので気にしてませんが。

あ、やっぱり何だか気になってきたぞ!
撮ってみようかな(笑)

投稿: slo | 2013年2月14日 (木) 21時38分

先の光軸やCCDのマニアックな考察がとても面白いです。
光軸についてはいろんなアプローチがあるのだなあと、参考になります。

SIGMA150mmのような理想的な等高度曲線が出るだけでも嬉しくなりますね。
ところで、屈折やカメラレンズならこのような等高度曲線が
期待できても、ドローチューブが開口部に近いニュートン系では
そうはならないのが普通と思ってましたが?

あのわずかに明るい部分が反射光の影響を
受けやすい部分ならその可能性があるかもですね。

また次を楽しみに待ってます。

投稿: ジョジョ | 2013年2月14日 (木) 23時13分

よっちゃんさんこんばんは。このレポに関係ない質問をさせていただいてもよろしいでしょうか。

私も現在ココログでブログを再度立ち上げさせていただきました。実はブログデザインの設定で少し悩んでいます。既存のデザインを選択すると、どうしても画面が狭くなってしまいます。両サイドの余白が大きいのです。よっちゃんさんやsloさんのブログのように、右サイドのスペースを最小限に、本文スペースを広くとるにはどのような設定をされているのか、お時間の開いたときでよろしいですのでお教えくだされば幸いです。

レポに関係のない質問で本当に申し訳ございません。ご教示くだされば幸いです。公開しにくい場合は、メルアドを添付させていただきましたのでこちらへご教示いただければと思います。お手数をお掛けしてすみません。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 松林@青森 | 2013年2月14日 (木) 23時53分

松林さん、こんばんは。
コメントがすっかり遅くなりまして申し訳ございません。
ここ数日、システム拡張のためのあれこれに没頭していまして、なかなか睡眠時間も確保出来ない状況でした。
今日はまだ早く寝ることが出来そうです(笑)
松林さんも事前準備やっておられますか?
着々と今のうちに用意して、春(夏?)からの対象をガッチリ捉えていきましょうね。

さて、ブログデザインの件ですが、今のところ、どうして僕だけがこういった大きな画像を貼れる設定なのかが分からない状態です。
僕からしたら、どうして皆さん記事内に縮小表示ではない大きな画像を貼れないのか、が逆に分からないのです。
推測するに、ひょっとしたらこのテンプレートというかフォームが期間限定のものだった可能性もあります。
どこかに、「リッチテンプレート?の期間は終了しました」みたいな表示を見たことがあります。

それか、ひょっとすると僕だけがブログ初期設定のどこかで皆さんがやっていない設定を施している可能性もありますよね。
sloさんが今現在TOP画像に大きな横画像を貼っておられるのは、あれはウェブページを貼付けているみたいです。
記事そのものはその際、表示されないみたいなんですよ。
なので、もうちょっとこれを解明するためのお時間を下さい。
もしも自分の設定を変えてしまって、それが復元出来ないとなってしまうリスクもあるので、設定の変更保存をしない状態で
一度精査してみたいと思います。
ひょっとして、ブログ立ち上げの初期段階でのフォーム選択か何かで分岐点があったのかもしれませんね。
この問題は、ほんと謎です。
せっかくのココログつながり、僕も皆さん自由にWebページをレイアウト可能になって頂きたいんですよねー。

投稿: よっちゃん | 2013年2月20日 (水) 00時47分

そうだ、一度捨てアドか何かで新規ココログブログを立ち上げてみれば、そこで分かりますね。
ちょっと時間がある際にやってみますね。

投稿: よっちゃん | 2013年2月20日 (水) 00時49分

sloさん、こんばんは。いつもお世話になります。
このヒーターはちょっとさすがに近すぎる印象がありますね。
もうちょっとだけ離したいのですが、これはしっかりウィンドウに固着していますので
そうそう外すことは出来ないですね。

投稿: よっちゃん | 2013年2月20日 (水) 00時52分

ジョジョさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
シグマ150の曲線は美しいですよねー。
でもこれって逆に、周辺の減光が早いってことも言えるんですよね(笑)
本当にフラットな光学系って、中央部がほぼ同値で減光がないので、その分レンジを狭められるので逆に曲線が暴れたりするんですよね。
ニュートンについてはおっしゃる通りですよね、光路を90度に曲げている以上、何かしらの弊害や損失があって当然だと思います。
あぁ〜、早く実写で試してみたいなぁ…と思う今日この頃です(笑)

投稿: よっちゃん | 2013年2月20日 (水) 00時55分

松林さん、こんばんは。すみません、コメント2つ頂いていたようで、回答が逆になってしまいました。
ブログデザインの回答は上の方にしてありますので、ご覧下さい。

かげりの件は、まさにその通りです。
素通しはカメラ内部での乱反射による影も感光しますが、光学系を用いて無限遠を狙った場合、光はCCD面により垂直に入ってくるため
殆ど気にしたことはないですよ。
確かに上下(特に上)の落ち込みについてはうっすらと気づくことはありますが、それはよっぽど強調しまくった時ですね。
それよりもはるかに周辺減光のパワーの方が勝りますので、当然ですがフラットで簡単に消えてしまいますよ。
この素通しフラット画像は、中央部が当然ながら平坦すぎるため、その分通常の天体素材よりも強調が可能な分、どうしても目立ってしまうのかもしれませんね。
実運用上問題はありませんのでご安心下さい。ただ欲を言えば、精神衛生面ではもうちょっとヒーター離したいところですね(笑)
ただ、これによってウィンドウの結露防止が確実に保証されると思えば、むしろ恩恵の方が大きいかもしれません。
ただ、冷却OFF時にウォームアップせずにいきなりシャットダウンなどをすると結露することがありますので、そこだけは注意されると良いでしょう。
これはどの冷却カメラでも一緒ですよね。

ところで、K-ASTECさんのフォーカサーを導入されるのですね。
ラック&ピニオンを電動制御するタイプのものでしょうか?
これは楽しみですね。
645RDはピントもきっとシビアでしょうから、こうやって自動化・数値把握が出来るアイテムが安価に入手出来るのは有り難いことですね。
僕が天体写真始めた頃は、こんな装置どこにもありませんでした。(松林さんはもっと以前からですもんね)
時代は天体写真界でも着々と進化しているようですね。

投稿: よっちゃん | 2013年2月20日 (水) 01時05分

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